早速ですが、企業のSNSアカウント(今回はTwitterを例にします)を運営している方に質問です。
企業アカウントどのユーザーにフォロワーになってもらうのが正しいのでしょうか?
①フォロー数:300 フォロワー数:10,000 ツイート数:3,000
②フォロー数:2,000 フォロワー数:350 ツイート数:10,000
③フォロー数:30 フォロワー数:50 ツイート数:50,000
正解は③!!
それはなぜか?
この3人のユーザーの場合
①はインフルエンサー的なアカウントで企業アカウントをフォローするとは考えづらい。また情報を拡散することも考えづらい。
②はフォローしている人が多いため、フォローしてくれたとしても企業の発信した情報はタイムラインからすぐに流れてしまう。
③のユーザーは、フォロー・フォロワー関係の人との結びつきが強いプライベートなアカウントと想定されるので、良いものは良いとリツイートや紹介をしてくれる可能性が高い。ツイート数も多いので、気軽に情報拡散もしてくれる可能性がある。
SNSは「つながり」に重きが置かれるツールです。
いわゆるバズるというアクションも、根本を辿っていくとフォロワー数が100人ほどのアカウントが発信源だったということが多くあります。
フォロワー数が100人ほどのアカウントのフォロワーは、また同じく100人ほどのフォロワーがいて、その人がいうならと連鎖していきます。
そうしたSNS時代の行動購買プロセスを「ULSSAS(ウルサス)」といいます。
ULSSASとは、SNS時代の行動購買プロセスのことです。SNSが普及した現代特有のユーザー行動を活かして、アテンションにUGC(ユーザー投稿コンテンツ)を活用し、費用対効果の優れたマーケティングを行っていくためのものです。
ULSSASのそれぞれの頭文字の意味は下記のとおりです。
U:UGC(ユーザー投稿コンテンツ)
L:Like
S:Search1(SNS検索)
S:Search2(Google/Yahoo!検索)
A:Action(購買)
S:Spread(拡散)
SNS時代のマーケティングフレームワーク、「ULSSAS(ウルサス)」とは #ホットリンク より参照
たしかに、自分から遠い存在の人にものを進められるよりも、近しいひと(家族、友人、職場の人間)から紹介されたほうが購買行動に移しやすいですよね。
企業がSNSを活用した際に注目するべきところは、「自社アカウントが投稿した内容に対し、どれぐらいのユーザーがその情報について拡散したか、興味を持ったか、何かしらのアクションんを起こしたか」といった部分です。
ただ単に情報を発信をすることや、フォロワーの数よりもいかに反応してもらえるかが重要な指標となります。
デジタルなマーケティングにシフトしている現代。
それでも根本で大事なことは、いかにユーザーのことを考え、ユーザーは何をすると喜んでくれるのか。そんな想いで作成されたコンテンツがマーケティングの成功につながる。
いつの時代もそれは変わりませんね。